利根川源流 水源の町 みなかみ みなかみダムカレー

 

 
 
その12

みなさんはダムカードというものをご存じですが?

 
     
   ダムカードは、2007年より、国土交通省や水資源機構が管理するダムで発行されている、ダムの小型パンフレットです。大きさはトレーディングカードと同様の、63mm×88mmのサイズで、表面にはダムの写真と型式、用途が、裏面にはダムの細かなスペックや建設時の技術的な情報が記載されています。

相俣ダムのダムカード表面

 

 このカードは気軽にもらえるものではなく、そのダムに行かなくてはもらうことができません。2011年現在、ダムカードを発行しているダムは全国で180を越え、北は北海道、南は沖縄まで、日本中に点在しています。これを全て集めるのは至難の業で、ネットオークションで取引されているほどです。

相俣ダムのダムカード裏面

  また、プレミアムダムカードというものもあり、ある期間にのみ配られるものや、一定条件をクリアしないともらえないものもあります。これらのプレミアムダムカードは、オークションで万単位の高値で取引されています。

湯西川ダムのプレミアムダムカード

ネットオークションで販売されているダムカードの様子

 
   みなかみ町にあるダムでは、矢木沢ダム、奈良俣ダム、藤原ダム、相俣ダムでダムカードを発行しています。ダム管理所が開いている9時頃から16時頃の間、管理所に申し出れば、無料でダムカードを一人一枚手に入れることができます。ひとつの町だけで4種類のダムカードをゲットできるのは、みなかみ町だけではないでしょうか。  
     
  みなさんもダムカードをコレクションしてみませんか?  
     
 

全国のダムカード配布先情報

http://www.mlit.go.jp/river/kankyo/campaign/shunnkan/damcard.pdf

 
     
 
その11 みなかみ町のダム「藤原ダム」「相俣ダム」  
 

みなかみ温泉街から国道291号線、県道63号線を尾瀬方面へ進むと、右手に藤原ダムが見えてきます。藤原ダムは先に紹介した、矢木沢ダムや奈良俣ダムほど大きなダムではありませんが、県道沿いにあるダムなので意外と目立ちます。

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(写真 11-1.jpg)

 

藤原ダムは重力式コンクリートという型式で、大多数のかたがダムというと思い浮かべるであろう、オーソドックスなかたちをしています。このダムはよく放流することが有名で、春先の融雪放流はとても美しく、思わず車を停めて見とれてしまうほどです。

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駐車場に車を止め、あたりを散策すると、面白い看板が目に飛び込んできます。(写真)
藤原ダムから放流された水は、滝と同じ効果をおこし、マイナスイオンをたっぷり放出するのでしょうか。言われてみれば、この場所は確かに気持ちよいような気がします。

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 みなかみ町には、みなかみ温泉街からひと山西に越えた場所にも、大きなダムがあります。相俣ダムというダムで、赤谷湖と言った方が有名でしょうか。群馬県と新潟県をつなぐ国道17号線沿いにあるダムで、三国峠にて新潟へ行かれたことがあるかたは、一度は目にしたことがあるでしょう。

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相俣ダムも藤原ダムと同様、重力式コンクリートと呼ばれる型式で、オーソドックスなかたちをしているダムです。しかし、藤原ダムとは異なり、非常に狭い峡谷に造られているため、とても縦長のかたちをしています。

(写真 11-5.jpg)

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日本でもまれに見る、珍しい縦長ダムなのですが、残念ながらその姿を正面から見ることはできません。峡谷が視界を遮っているのです。ダムの上に立ち下流を眺めると、両岸は切り立った崖になっています。

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 相俣ダムには資料館があり、ダムや利根川について学習することができます。関東地方にお住まいのかたは、水道水や治水の面などで、何かと利根川にお世話になっているはずなので、ぜひ見学してみてください。みなかみ町とあなたの町のつながりを感じていただけると思います。

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その10 みなかみ町のダム「矢木沢ダム」  
 

みなかみ町にあるダムの中で、一番多くの貯水容量を持つダムが、この矢木沢ダムです。
矢木沢ダムは利根川の最上流にあり、名実共に関東平野の水瓶です。

堤高131mのアーチ式コンクリートダムで、有名な富山県の黒部ダムと同じ形式をしています。
貯水容量は2億立方メートル。これは黒部ダムとほぼ同じ容量です。

 

(写真 10-1)

(写真 10-1)

 

みなかみ町中心部から、県道63号線を湯の小屋温泉方面へ走っていると、左手に須田貝ダムへと続く道が分岐します。
ここで須田貝ダム方面へ向かい、右手に須田貝ダム眺めながら走っていると、やがてゲートに出くわします。
このゲートをくぐり、須田貝ダムが形成する洞元湖を右手に眺めながら北上。
しばらく走ると、目の前にアーチのラインが美しい矢木沢ダムが見えてきます。
だた、正面からもっとよく見てみようとすると、柵があり、良いアングルから眺めることができません。
残念な思いに駆られながら、今度はダムの上に行ってみることとします。

(写真 10-2)

(写真 10-2)

 

すると、目の前に奇妙な構造物が。
高架の高速道路の工事を途中でやめてしまったようなコンクリート構造物があらわれます。
実はこれもダムの付帯設備の一部です。洪水吐の導流部で、余計なダムの水を流すための設備なのです。
ここから放たれた水は、空中を舞い、利根川支流の矢木沢へと流れます。
スキージャンプの様に放流するので、スキージャンプ式などと呼ばれています。

この設備からの放流は滅多におこなわれず、年1回の点検放流の時ぐらいしか使用しません。
とてもダイナミックな放流なので、その時は多くの人が見学に来ます。
これだけ多の人に注目されるダムの放流なんて、数ある国内のダムでも、滅多に無い事例です。

車を進め、クネクネの坂道を登り終えると、矢木沢ダムサイトへ到着します。
まずはネーチャービュー矢木沢という資料館で、矢木沢ダムについて学習しましょう。

(写真 10-3)

(写真 10-3)

 

資料館で学習した後は、いよいよダム天端(ダムの上)に向かいます。
するとダムの手前に大きなゲートが見えてきます。
これは余水吐というもので、ダムに溜まった余計な水を放流する時に使用するものです。
そのゲートからから下流方面を眺めると、コンクリート製の水路が見えます。
この水路が、先ほど見たスキージャンプ式の放流設備につながっているわけです。

(写真 10-4)

(写真 10-4)

 

ゲートも少しばかり特殊で、通常のダムに装備してあるゲートは、水門の下から水を流しますが、
このゲートは、水門の下からだけではなく、上からも放流することができる構造になっています。

(写真 10-5)

(写真 10-5)

 

ゲートから先に進むと、いよいよ矢木沢ダムの堤体です。
ダム湖側が凹んだアーチ状の堤体は、水圧を周りの地面に逃して水を堰き止める構造になっています。

(写真 10-6)

(写真 10-6)

 

矢木沢ダムの天端はとても静か。
耳を澄ませば、鳥のさえずりや、風にそよぐ木の葉の音が聞こえてきます。

(写真 10-7)

(写真 10-7)

 

唯一、人工物の音が堤体の下の方から聞こえてきます。
天端から直下を眺めると、東京電力の矢木沢発電所が見えます。
この発電所から「ウーン」という稼働音が聞こえてくるようです。
一生懸命働き、我々に電気を送ってくれているのですから、少しぐらいの騒音は大目に見てあげましょう。

(写真 10-8)

また、天端から上流を眺めると、巨大な奥利根湖が見えます。
ここより先に道はなく、さらに上流に行くには船を使うしかないそうです。
そして、湖の奥にそびえる山々。あの山の先はもう新潟県です。
大自然を多く残す矢木沢ダム。ここは、みなかみ町の秘境なのです。

(写真 10-8)

 
その9 みなかみ町のダム「奈良俣ダム」  
 

みなかみ町には、大小のダムを合わせ、7基のダムがあります。
今回はみなかみ町の代表的ダムのひとつ、奈良俣ダムをご紹介しましょう。

奈良俣ダムは、みなかみ町の湯の小屋温泉のそばにある大きなダムです。
堤高158mで、国内第4位の高さをほこる国内有数の巨大ダムです。
ロックフィルという、コンクリートの代わりに岩を積み上げて造られた形式で、他のダムとは違う風貌をしています。
一般的なロックフィルダムは岩の色同様、茶褐色をしているダムが多いのですが、この奈良俣ダムは白く輝いています。白色のロックフィルダムは、国内には数えるほどしかありません。

みなかみ町中心部から、県道63号線を湯の小屋温泉方面へ走ると、目の前に突然奈良俣ダムが現れます。白い大きな岩山に見えるので、知らない人はビックリすることでしょう。

(写真 9-1)

(写真 9-1)

 

奈良俣ダムを左手に眺めながらしばらく走ると、左側に奈良俣ダム天端(てっぺん)に続く道が分岐します。
つづら折りの道を駆け上がると目の前にはならまた湖が。ならまた湖は、奈良俣ダムが形成する湖です。

(写真 9-2)

(写真 9-2)

 

駐車場に車を停め、ダム湖へ進みます。目の前に巨大なコンクリート製の構造物が見えてきます。
これは、ダム湖の水を放流するためのゲート(水門)支柱です。
通常の支柱はコンクリートがむき出しですが、このダムの場合は積雪が多いため、丸い屋根がのせられています。

(写真 9-3)

(写真 9-3)

 

ゲートの場所から下流を眺めるます。
ダムの傾斜に沿うように、巨大な滑り台が見えます。放流された水はここを通って下流に流されるのです。
高さ158mの巨大なウォータースライダー。暑い夏、ここを滑り落ちればさぞかし楽しいでしょうが、残念ながら立入は禁止されています。

(写真 9-4)

(写真 9-4)

 

足を進め、ダムの天端(ダムの上)を歩きます。
天端からは、奥利根の山々が見渡せます。また、下流側にはダムを形成するゴツゴツした白い岩たちが。

(写真 9-5)

(写真 9-5)

 

ダムの端まで行くと、下まで降りる長い階段があります。
体力に自信があるかたはぜひチャレンジしてみて下さい。
身をもって奈良俣ダムの大きさを体感することができるでしょう。
階段の途中から眺める奈良俣ダムは、水平感覚が狂うほど現世離れした光景に見えます。

(写真 9-6)

(写真 9-6)

 

ダムの下までたどり着くと、「奈良俣ダムの深透水」がわき出ています。
この奈良俣ダムは、ダムの中央にコア材と呼ばれる粘土層があり、この部分で水を堰き止めています。
コア材は通常、水を通さないのですが、どうしても少量の水は通してしまいます。
この部分を通ってきた水が深透水です。
ダム内部にある幾重のフィルターを通った水なので、大変良く濾過されています。
市販されている水に引けを取らない美味しさでしょう。

(写真 9-7)

(写真 9-7)

 

 

再び階段を登り、駐車場へたどり着くと、丸い建物が見えてきます。
奈良俣ダムの資料館(ヒルトップNARAMATA)です。
通常では知ることができないダムの働きについて理解を深めることができます。
実はあなたも奈良俣ダムにお世話になっているのかも知れません。

(写真 9-8)

また、奈良俣ダムは、数少ないダムの内部見学ができるダムでもあります。
ヒルトップNARAMATAの受付で申し込めば、いつでも内部を見せてもらえます。
ダムの内部を見られる機会は滅多にないので、このダムへ訪れた際はぜひ見学を申し込みましょう。

資料館の横にはレストランがあり、軽食などを楽しむことができます。
ダムの登り降りで疲れた体を癒してあげましょう。

奈良俣ダムは、家族やカップルで、そして一人でも楽しめるダムです。
みなかみ町にお越しの際には、ぜひ足を伸ばしてみて下さい。

(写真 9-8)

 
その8 ダムの数  
 

日本には、いったいどれぐらいダムがあると思いますか?

所存がはっきりしているものだけでも、約2800基あると言われています。

「ダムってなに?」の項目でもご説明しましたが、ダムとは、高さ15メートル以上の水を溜めるための構造物をさします。ですので、土を盛っただけのため池でも、高さがあれば立派なダムです。

2800基あるダムの約半数は、この土を盛っただけのアースダムなのです。ダムというと、皆さんはコンクリート製のイメージがあると思います。しかし、日本のダムの約半数は、土でできているんですね。

 

(写真 8-1.jpg 群馬県にある三名川ダム。土を盛っただけのアースダム)

 

ちなみに、ダムが一番多い都道府県は北海道。189基のダムがあり、土製のアースダムは63基となっています。

次にダムが多い都道府県は岡山県です。169基のダムがあり、そのうち123基はアースダムです。

岡山県は瀬戸内海式気候で、あまり雨が降りません。小さなアースダムを多数造り、合理的に水を溜めようというわけです。

 

みなかみ町には7基のダムがありますが、これらはコンクリートや石で造ったダムで、アースダムは1基もありません。

写真 8-1.jpg 群馬県にある三名川ダム。土を盛っただけのアースダム

 
その7 日本一のダム  
  今回は日本一のダムを紹介しましょう。単純に日本一といっても、色々な日本一があります。
   
 

 

富山県にある黒部ダムは高さが日本一。

186メートルの高さで、国内第2位の高瀬ダムより10メートルも高くなっています。

このダムは観光地としても有名で、日本一見学者が訪れるダムでもあります。

6月から10月にかけて観光放水がおこなわれ、人々の目を楽しませています。

黒部ダム

     
     
 

新潟県の大谷内ダムは、日本一の長さを持っています。

1780メートルの長さで、JR山手線の1.5駅分に相当します。

じつはこのダムの長さには秘密があります。

通常のダムは河川の一部を堰き止めるものですが、この大谷内ダムは、貯水池全体を堰き止めています。

貯水池全体がダムなのです。

新潟県の大谷内ダム

     
     
 

貯水量日本一のダムは、

岐阜県にある徳山ダムです。6億6千万トンの水を溜められます。

この量は、東京ドーム532杯分、みなかみ町の矢木沢ダム3杯分に相当します。

また、このダムは、体積も日本一で、1,370万立方メートルの大きさがあります。

ちなみに、体積国内第2位のダムは、みなかみ町にある奈良俣ダムです。

第2位の奈良俣ダム

     
     
その6

放流設備(非常用洪水吐)

 

当然のことながら、ダムには下流に水を流すための放流設備がついています。放流設備とは、ダムに付いている水門などを指します。今回は、この放流設備を少し詳しくご紹介しましょう。

 

ダムの一番上に付いている水門をクレストゲートといいます。クレストゲートは非常用洪水吐(ひじょうようこうずいばき)ともいい、滅多にここから水を流すことはありません。大雨が降った時など、非常時にのみ使用する放流設備です。

 

水門のかたちは、大きく分けて2種類あります。

その一つは、ローラーゲートです。ローラーゲートは、平らな板を上下さて放流量を調節する構造です。みなかみ町では、藤原ダムがローラーゲートを採用しています。

(写真 5-1.jpg)ローラーゲートの藤原ダム

 

もう一つは、ラジアルゲートです。ラジアルゲートは、扇形の形をしており、円の中心を軸に板を回転させることによって放流量を調節する構造となっています。みなかみ町では、須田貝ダムがラジアルゲートを採用しています。

 

(写真 5-2.jpg)ラジアルゲートの須田貝ダム

 

また、水門を持たず、一番上に水を通す穴が開いているだけのダムもあります。自由越流式という構造で、放流量を細かく調節できませんが、水門操作が無いため、管理が楽になるというメリットがあります。

 

(写真 5-3.jpg)自由越流式の四万川ダム(群馬県吾妻郡中之条町)

(写真 5-1.jpg)ローラーゲートの藤原ダム

(写真 5-2.jpg)ラジアルゲートの須田貝ダム

(写真 5-3.jpg)自由越流式の四万川ダム(群馬県吾妻郡中之条町)

 
その5

ダムの放流

ダムの放流はとても魅力的です。ダムのてっぺんから流れ落ちる水流は、まるで天然の滝の様です。時には豪快に、時には優しく、ダム放流は色々な表情を見せてくれます。

 

(写真 4-1.jpg)藤原ダム

豪快な放流を見せる藤原ダム。みなかみ町にあるダムの中では、比較的よく放流します。

 

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幻想的な放流をする奈良俣ダム。流れ落ちる水紋に見とれてしまいます。

 

(写真 4-3.jpg)小森ダム

ダム全面から放流する小森ダム。水のカーテンが綺麗です。

では、ダムはいつ放流するのでしょうか。

じつは、正確に言うとダムはいつも放流しています。放流しなければ、川に水が流れなくなってしまうからです。河川維持放流という名で、少量の水を常に放流しています。

しかし、水は生活を支える私たちの財産であるため(電気・水道など)、上の写真のような放流は滅多にしません。このような放流は、雪解けの4月〜6月、台風が来た時などの大雨時に見ることができます。

 

ダムの放流情報は、「川の防災情報( http://www.river.go.jp/ )」というサイトで知ることができます。

また、矢木沢ダム、奈良俣ダムでは、初夏に点検放流をします。

各ダムのオフィシャルサイト( http://www.water.go.jp/kanto/numata/ )に点検日時が発表されるので、こまめにチェックしてみるといいでしょう。

(写真 4-1.jpg)藤原ダム

(写真 4-1.jpg)藤原ダム

(写真 4-3.jpg)小森ダム

 
その4 ダムの役割

みなかみ町には7基のダムがありますが、これらのダムはどの様な役割を持っているのでしょうか。最近では、「ダムはムダ」と言われていますが、実は色々な仕事をしています。その仕事内容をご紹介しましょう。

 

1.上水道用水確保

みなかみ町のダムは、神奈川県を除く関東地方の巨大な水瓶です。もし、みなかみ町のダムがなかったら、関東地方は毎年渇水になってしまうかもしれません。

 

2.発電

みなかみ町にある全てのダムで発電をしています。ダムで作られた電気は、関東地方の皆さんに届けられます。最近は火力発電、原子力発電が主流となっていますが、水力発電はCO2を出さない、地球環境に優しいエネルギーです。

 

3.洪水調節

大雨から、関東地方、主に利根川流域に住む人々を守ります。みなかみ町に降った雨は、時には、遠く離れた東京にまで洪水被害をもたらします。毎日安心して暮らせるのも、ダムのおかげなのです。

 

そのほか、かんがい用水確保、工業用水確保などの仕事もしています。

現代では、水が自由に使え、電気があって当然ですが、これはダムがあるからこそなのです。電気や水を使う時、少しでもダムのことを考えてもらえたらうれしいものです。

     

渇水の矢木沢ダム 

2001/8/20撮影 貯水率 約30%

 

ほぼ満水の矢木沢ダム

2004/5/15撮影 貯水率 約100%

 
その3 ダムのかたち

 ほとんどの皆さんは、ダムはコンクリートで造られているとお思いでしょう。しかし、ダムはコンクリート製だけでなく、石を使ったものや、土を盛って造ったダムもあります。

 石を使ったダムは「ロックフィルダム」と呼ばれ、巨大な石をピラミッド状に積み上げ水を溜めこみます。みなかみ町では「奈良俣ダム」がこれにあたります。ロックフィルダムの中でも奈良俣ダムは、使用している石が白く、他のダムにはない美しさがあります。みなかみ市街地から県道63号線を鳩待峠方面へドライブすると、目の前に突然、真っ白な奈良俣ダムがあらわれます。コンクリート製のダムしかご存じないかたは、これがダムとは思わないでしょう。

 土を盛ったダムは「アースダム」と呼ばれています。田舎に行くとよく目にする溜池なども、もしかしたらダムかもしれません。みなかみ町にはアースダムはありませんが、群馬県内では藤岡市の三名川ダムなどがこれに該当します。

 コンクリートで造られたダムには、大きく分けて3つのかたちがあります。アーチ状のコンクリートの壁により、ダム湖の水圧を周りの地盤に逃して水を溜める「アーチ式」、コンクリートの重みで水圧を支える「重力式」、コンクリートの壁で支える「バットレス式」です。

 みなかみ町にあるダムでは、「矢木沢ダム」がアーチ式、「藤原ダム」が重力式に該当します。アーチ式のダムは曲線の形状が非常に美しく、柔らかい印象を受けます。重力式のダムは剛健という言葉がふさわしい、ずっしりとした印象があります。ダムを人間で例えるならば、アーチ式は女性、重力式は男性でしょうか。

 バットレス式のダムはみなかみ町には無く、隣の片品村にある「丸沼ダム」がこれに該当します。バットレス式のダムは、国内に6つしかありません。

 以上、みなかみ町には3種類のかたちのダムがあります。ひとつの町に、こんなに多種類のダムがあるのは珍しいことです。みなかみ町だけでなく、少し足を伸ばせば、4〜5種類のダムを見学できてしまいます。ダム見学の際は「ダムのデパート・みなかみ町」へぜひお越し下さい。

 

 

バットレス式ダム

「丸沼ダム」

 
その2 ダムってなに?

 みなさんは、ダムとはどの様なものかご存じでしょうか? 見たことはあるけど、はっきりわからないという かたが多いのではないでしょうか。
 ダムとは、水を溜めるための、高さ15メートル以上の構造物のことを言います。よく間違われるのですが、○○ 湖や○○池と呼ばれる、ダムによって溜められている水(湖)のことをダムだと思っているかたもいらっしゃいま す。ダムとは、すなわち、コンクリートや石でできた、水を堰き止めるための人工物のことを指します。
 これによって堰き止められ、形成された湖のことを、貯水池またはダム湖と言います。この貯水池は、特定の 名称がつけられていることがあります。たとえば、矢木沢ダムに堰き止められてできた湖は「奥利根湖」、相俣 ダムによってできた貯水池は「赤谷湖」という名称がつけられています。
 また、先に述べたとおり、高さが15メートルあればダムですので、これ以上の高さがあれば、土を盛っただけ の造りでもダムになります。通称、ため池と呼ばれている貯水池も、詳しく調べてみるとダムなのかもしれません。

牛秣ダム


土を盛って水を堰き止めているアースダム。高さ27.8mなのでこれも立派なダム。

(牛秣ダム・群馬県藤岡市)

 
その1

ダムカード

ダムカードは、国土交通省及び独立行政法人水資源機構が管理するダムなどで配布されているカード。

通常のトレーディングカードと同じサイズのカードで、表面にダムの写真、裏面にダムの所在地、型式などの情報が記載されている。
2007年度(平成19年度)の森と湖に親しむ旬間(7月21日 - 31日)に、国土交通省及び独立行政法人水資源機構が管理する111のダムで配布が始められた。無料であるが、ダムの管理所などのみで配布されており、収集のためには現地を訪れる必要があるため、ダム愛好家などの人気を集めている。なお、管理所などでは平日のみ配布しているところも多いため、注意が必要である。
当初、配布を行っていたのは、国土交通省及び独立行政法人水資源機構が管理するダムのうち完成済みのダムのみであったが、その後、建設中のダムや埼玉県営ダムでも配布を開始しており、ダムカードを配布するダムは増加しつつある。

みなかみ町では4種類のダムカードを手に入れる事が出来る。

詳しくは、『ダムマニア』「ダムカード」のページをご覧下さい

 

藤原ダム ダムカレーカード

藤原ダム ダムカード

     
 
 
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